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『悪役令嬢のお嫁さま』2巻レビュー|復讐は通過点!「魔物姫」の謎が動き出す

百合マンガレビュー

はじめに

1巻を読んでそのまま勢いで2巻に手を伸ばしたんですが、これが予想のいい意味で斜め上をいく展開で。「あ、この作品、そういう話だったんだ」と少し認識を改めることになりました。

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作品情報

  • タイトル:悪役令嬢のお嫁さま 2
  • ジャンル:悪役令嬢、人外百合、ファンタジー、復讐もの
  • 内容:断罪事件の真相を追う新キャラ・イヴが登場。復讐の先に待つ、より深い謎へ

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こんな人におすすめです

  • 復讐劇から始まって、もっと大きな物語に育っていく展開が好き
  • 伏線や謎解き要素のあるファンタジー百合が読みたい
  • 歪な関係性のその先が気になって仕方ない

あらすじ:二年後の宮廷で、消された真実が動き出す

1巻から二年後。宮廷に仕える書士・イヴは、二年前に起きた「元王太子妃候補断罪事件」を密かに追っていました。”稀代の悪女”として断罪されたカリナ。でも彼女は本当に悪女だったのか? 消された真実を求めてイヴが動き出すなか、カリナとレシュトカもついに宮廷へと踏み込んでいきます。

ここが好き①:新キャラ・イヴの登場で見えてくる”外側からの視点”

今巻の目玉のひとつが、書士・イヴというキャラクターの登場です。彼女は宮廷側の人間でありながら、カリナの断罪事件に疑問を抱いて真相を追っている。

そしてどうやら、彼女は狼族の血を引いているらしい。宮廷にはそれを隠しているようで……このキャラクター、これからどう動くのか、目が離せないです。カリナたちと接触したとき、どんな化学反応が起きるのかがすごく楽しみ🌸

“外側”からカリナの過去を追うイヴの視点が加わることで、物語に奥行きが出てきた感じがします。

ここが好き②:婚姻式典への突入シーン、そしてその先

今巻の山場は、王子とアウロラの婚姻式典にカリナとレシュトカが乗り込んでいくところ。窓ガラスをぶち破って突入してくる場面、これがもう普通にかっこよくて。レシュトカの圧倒的な強さと、それに並ぶカリナの凛とした立ち姿が決まってます。

でも正直、最初は「あれ、思ったより展開があっさりしてる?」と少し拍子抜けした部分もあって。もっと徹底的に王子とアウロラを追い詰める激しい復讐劇を想像していたんですよね。

ところがここで、ちょっと待って、と自分の中に気づきが生まれて。

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ここが好き③:”復讐”は通過点でしかなかった

このあっさり感、実は本作の構造を示しているんだと思い至りました。この作品、単なる復讐劇じゃないんです。カリナにとって復讐はゴールではなく、あくまで通過点に過ぎない。

では、その先に何があるのか。それがこの物語の本当の核心なんだろうな、と。カリナ自身が復讐を果たした後のことを何も考えていないように見えたのは、1巻のころから感じていたことで。その答えが、これから少しずつ形になっていくんじゃないかという期待感があります。

復讐劇だと思って読んでいたら、もっと大きなものを見せてもらえそうな予感。いい意味で裏切られました。

個人的にいちばん気になること:「魔物姫」の謎、いよいよ核心へ

1巻から気になっていた御伽話の伏線が、2巻の終盤でぐっと動きます。

イヴが気づくのですが、どうやらレシュトカは「魔物姫」という物語を忠実になぞろうとしているらしい。レシュトカは人間の言葉が読めないはずなのに、その行動が物語の展開とあまりにも一致している。

……これ、本当にどういうことなんでしょう。レシュトカは実は読めるのに嘘をついている? それとも別の理由がある? そして問題は、「魔物姫」の物語の展開通りだとしたら、カリナが殺されることになるという点で。

レシュトカはカリナを本当に大切にしているように見える。でも、その行動の意図が読めない。この謎が解けるとき、二人の関係性にとってどんな意味を持つのか……読むのがこわいような、でも早く知りたいような、そんな複雑な気持ちです。

おわりに

『悪役令嬢のお嫁さま』2巻、1巻で積み上げた伏線がじわじわと動き出す一冊でした。新キャラのイヴが加わったことで視点が増え、物語の構造が少し見えてきた気がします。

「復讐で終わる話じゃない」と気づかせてくれる展開は、むしろこの先への期待値を上げてくれました。レシュトカの真意、「魔物姫」の謎、カリナが復讐の先に見つけるもの。全部、これからが本番な感じがして。

続きが読みたくてうずうずしています。3巻、早く……📚

みなさんは、レシュトカが「魔物姫」をなぞろうとしている理由、どう思いますか?

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