⚠️ この記事はネタバレを含みます。
はじめに
アンドロイドが人間を支配する街——そんな設定を聞いて、「重い話かな」って思ったんだけど、読んでみたら思いのほか楽しく読み進めちゃいました。
今回ご紹介するのは、ディストピアSF×バディもの百合マンガ『ペアリングギア』の1巻です。シーモアでも読めるこの作品、まだ知らない方も多いかもしれないので、ぜひご紹介させてください。
こんな人におすすめ
- SFが好きな百合読者さん
- バディものの関係性にときめきたい人
- ギャグ多めのバトルアクションが好きな人
- ちょっとひねったディストピア設定が好きな人
ストーリーはこんな感じ
舞台は「新央区」というアンドロイドが支配する近未来都市。
人間がアンドロイドに虐げられるというディストピアな世界観の中、主人公のミヤモトは家に引きこもりながら、アンドロイドを撲滅するための武器を自作しているちょっとアブな女性。彼女はアンドロイドの研究者だった母の意志を受け継ぎ、機械への強い憎悪を抱えています。
そんなミヤモトがある日出会うのが、ロリータ服に身を包む謎のアンドロイド・りぼんちゃん。ふわふわした見た目と愛らしいキャラなのに、普通のアンドロイドとは明らかに違う——自分の意志で動き、かわいいものが大好きな、不思議な存在です。
アンドロイドが天敵のはずのミヤモトと、アンドロイドであるりぼんちゃん。この凸凹バディが街の自由を取り戻すために動き出す、SF×バトルアクションの物語です。
二人のキャラが面白い
ミヤモトは、「アンドロイド撲滅!」という強い意志を持ちながらも、どこか不器用でひきこもり気味なところが愛しい。外出が苦手で、家の中でひたすら武器を作っているという設定が妙にリアルで笑えます。でも行動力はある。
りぼんちゃんは、かわいい外見と対照的に謎だらけ。なぜ自分の意志で行動できるのか? なぜラセナ社に狙われているのか? 謎めいた存在感が読んでいてずっと気になってしまうんですよね。
この二人の「アンドロイド嫌い×アンドロイド」というバディのバランスが絶妙で、ぶつかり合いながらも徐々に信頼関係が生まれていく様子がとても気持ちいい。
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テーマは重めだけど、読みやすい
「人が機械に虐げられる世界」というテーマ設定、正直かなり重いです。でも!りぼんちゃんのキャラクターとギャグ要素がうまく機能していて、そこまで暗く感じさせないんです。
ギャグとシリアスのバランスが絶妙で、ほっこり笑えるシーンのあとに息をのむような展開が来たりして、読んでいて飽きない。作画については「拙い」と感じる方もいるかもしれないけど、むしろそれがテーマの重たさを和らげるような効果になっていて、私はこのバランスが好きです。
1巻の終盤が特に熱かった
1巻のクライマックスはラセナ社への潜入パート。
ここでいくつかの重要な事実が明らかになります——りぼんちゃんの体には強大なバッテリー機能が搭載されていること、ラセナ社製の唯一無二のアンドロイドらしいこと、そしてミヤモトの母がラセナ社のアンドロイド開発チームに名を連ねていたこと。
ミヤモトの母とりぼんちゃんにはどんな関係があるのか?りぼんちゃんが自律行動できる秘密は?謎が謎を呼ぶ展開で、ラストはラセナ社の地下でイグニという強敵と対峙したところで1巻が終わります。
この引きはずるい……!続きが気になって仕方ないです🌸
おわりに
甘々な恋愛ものとはまた違うタイプの百合ですが、二人の関係性の変化をじっくり楽しむ作品として、とても面白いと思います。まだ未完の作品なので、これからの展開にも目が離せません。
気になった方は、ぜひ読んでみてください📚

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