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『うさぎはかく語りき』1巻レビュー:狼とうさぎが紡ぐダークファンタジー・バディアクション

レビュー

この記事は2026年4月5日に更新しました。

⚠️ この記事はネタバレを含みます。
作品を未読の方はご注意ください。

はじめに

百合ナビで新刊情報をチェックしていたとき、ふと目に留まった作品がありました。『うさぎはかく語りき』——このタイトルだけで、どこかミステリアスな雰囲気が漂ってきますよね。

2巻が最近発売されたという情報を見て、「面白そう」という直感に従って1巻を手に取ってみたんです。読んでみたら、これがとても面白くて。ファンタジー×バトル・アクションという、百合マンガとしてはちょっと珍しいジャンルの作品でした。

正直なところ、いわゆる「百合」という感じではないんですよね。どちらかというと、女性同士のバディものかな?なんて思いながら読んでいました。

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こんな人におすすめ

・ダークファンタジーが好きな人
・バトル・アクションものが読みたい人
・女性同士のバディものに興味がある人
・謎が多くて考察したくなる作品が好きな人

あらすじ

舞台は、かつて「若者と混沌の街」として知られていた渋ヶ谷。しかし今は、地下に巣くう”人喰いうさぎ”たちによって、完全に廃墟の街と化してしまっています。

そんな危険な地下に挑むのが、主人公の西終(さいはて)イズコ。狼耳を持つ少女で、圧倒的な戦闘力を誇る戦士です。彼女の目的はただ一つ——先輩であるひがなを、人喰いうさぎから救い出すこと。

そして、イズコの傍らにいるのが、人型うさぎのキョウカ。本来なら敵対関係にあるはずの二人が、互いの利害が一致したことで行動を共にしているという、なんとも緊張感のある関係性なんです。

敵同士なのに…この関係性が絶妙

この作品の一番の魅力は、やっぱりイズコとキョウカの関係性だと思います。

イズコの目的は明確——ひがなを救うこと。でも、キョウカの方は謎が多くて、どうやら地下で「隕石」を探しているらしいんですよね。なぜ隕石なのか、何のために探しているのか。1巻ではほとんど明かされないまま物語が進んでいきます。

本来は敵同士のはずなのに、利害の一致で共闘している。この微妙な距離感がすごく良くて、二人の会話や戦闘シーンを読んでいると、信頼しているのか警戒しているのか、そのバランスがたまらなく気になってしまいます。

ダークな世界観とバトルアクションの迫力

渋ヶ谷の地下という舞台設定も、独特の雰囲気を作り出していて素敵です。廃墟化した街、人喰いうさぎという脅威、そして地下に潜む謎。ダークファンタジーとしての世界観がしっかり構築されています。

1巻では、キョウカと同じ人型うさぎの一人、イナバが登場してイズコとバトルを繰り広げます。このバトルシーンの迫力がすごくて、イズコの圧倒的な戦闘力に目を奪われました。

でも同時に、疑問も湧いてくるんですよね。イズコは人間のはずなのに、どうやってあんな戦闘力を手に入れたんだろう? そもそも、ひがなは本当にまだ生きているのか? 人型うさぎたちはなぜ隕石を探しているのか?

謎が謎を呼ぶ展開に、続きが気になる

1巻を読み終えて、私の頭の中は疑問符でいっぱいです。でもそれが良いんですよね。答えが知りたくて、続きが読みたくてたまらなくなる。

地下にはキョウカやイナバ以外にも人型うさぎがいるようで、おそらく彼らも同じように隕石を探しているんでしょう。この隕石が物語の鍵を握っているのは間違いなさそうです。

そして何より気になるのは、イズコとキョウカの関係がこれからどう変化していくのか。共闘しながらも、どこか一線を引いている二人。この距離感が縮まっていくのか、それとも何か決定的な対立が待っているのか……。

おわりに

『うさぎはかく語りき』1巻は、百合マンガというよりは、女性同士のバディもののダークファンタジー・アクションとして、とても面白い作品でした。

ロマンティックな関係性というよりは、互いを利用し合いながらも、どこか信頼が芽生えつつあるような、微妙で繊細な二人の距離感。それが戦闘シーンや謎解きと絡み合って、先が気になる物語を作り出しています。

続きが本当に気になります。2巻も早く読まなくちゃ📚

あなたはバディもの、好きですか? この作品、気になった方はぜひ手に取ってみてください。

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