この記事は2026年5月6日に更新しました。
⚠️ この記事は『作品名』のネタバレを含みます。
はじめに
この作品、読んでいると心が落ち着かなくなるんです。もどかしくて、じれったくて、でも目が離せなくて。それが心地よくて困る。そんな「クズ百合」の沼にどっぷりとはまってしまった7巻のレビューです🌸
『今日はカノジョがいないから』は、岩見さん作の百合マンガ。複雑に絡み合う登場人物たちの関係性と、一筋縄ではいかない感情の揺れ動きが魅力の作品です。今巻は、ついに新キャラ・真白の存在が物語に大きく踏み込んでくる一冊になっていました。
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真白という「火種」の登場
前巻の最後に顔を見せた謎の女性の名前は、真白。風羽子がやたらと怯えていた相手ですね。
今巻では、この真白と風羽子の出会いや過去が終盤で描かれていて、「あ、この二人、ただならぬ関係だ」とじわじわと伝わってくる作りになっています。詳しくはぜひ読んで確かめてほしいのですが、真白の傲慢な態度と風羽子の怯えた様子のギャップが、読んでいてとにかく気になる。何があったんだろう、と。
風羽子がゆにに対して「ぜったい守るから」と言うシーンがあるんですが、……何から守るの?という素朴な疑問も湧いてきて(笑)。風羽子の言動はいつも少しだけ謎めいていて、それがこの作品のスパイスになってるなと感じます。
ゆにの「苛立ち」が面白い
真白に対して傲慢な態度をとられた風羽子。そしてそれを目の当たりにしたゆにが、じわじわと苛立ちを募らせていくんですよね。
なんでゆには苛立ったんだろう、というのが読みどころのひとつだと思っていて。弱気な風羽子を見たから? 真白の態度が気に食わなかったから? 自分でも整理できてないゆにの感情が、行動ににじみ出ているような描写が丁寧で、読み応えがありました。その結果、ゆには風羽子と少し距離を取るようになるんですが……この距離感、どうなるの?という続きへの期待感がぐっと高まります。
キャンプ編と、雪ちゃんという「やっかいな存在」
そんな中、一応カノジョである七瀬にキャンプへ誘われたゆに。このキャンプ編が今巻のもうひとつの見どころです。
七瀬との仲が少しずつ修復されていく流れがあって、「あ、二人の距離が縮まってる」とほっとする場面もあるんですが——そこに割り込んでくるのが、七瀬の幼なじみ・雪。
この雪ちゃん、この作品の中でもかなり強烈なキャラクターです(笑)。七瀬への感情が重くて、ゆにへの対抗心も隠そうとしていない。キャンプ中のちょこちょこしたイヤな女ムーブと、夜にこっそりとキャンプファイヤーを見ている場面……あの陰険さ、思わず笑ってしまいました。憎めないんですよね、こういうキャラって。
巻末の描き下ろし「雪ちゃん日記」では、七瀬への愛の重さがもう少し丁寧に描かれていて、雪というキャラクターの解像度がぐっと上がります。見た目と内面のギャップよ……🧐
「クズ百合」の沼は深い
作者の岩見さん自身もSNSで「クズ百合」と表現していたというこの作品、確かにそう言いたくなる気持ちがわかります。
ゆに、七瀬、風羽子、雪——メインキャラたちはみんなどこかクズで、どこかかわいくて、どこか愛おしい。真っ直ぐじゃないところが人間らしくて、だからこそ感情移入してしまうんですよね。
じれったい。まどろっこしい。でも、それが心地よい。そんな読書体験を楽しめる人に、ぜひ手にとってほしい作品です。
おわりに
7巻を読み終えて、物語は大きな転換点に差し掛かっている気がします。風羽子と真白の過去の全貌はまだ明かされていないし、ゆに・七瀬・雪の三角関係(?)も、これからどう動くのか全然読めない。
だからこそ、次巻がとても楽しみです。
まだ読んでいない方は、ぜひ1巻から始めてみてください。気づいたら沼にいます(笑)📚
あなたは、この作品のどのキャラクターが気になりましたか? 真白の存在、気になりますよね……💕

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