⚠️ この記事はネタバレを含みます。
作品を未読の方はご注意ください。
はじめに
こんにちは、琳花です。
今回は、私がずっと気になっていた作品『彼女は裸で踊ってる』の第2巻を読んだので、その感想をお届けしたいと思います。
この作品、百合マンガというジャンルでありながら、ストリップという特殊な世界を舞台にしていて、女性の自己実現や変わりたいという思い、そして人間関係の難しさを丁寧に描いているんですよね。第1巻から引き込まれて読んでいたんですが、今巻はさらに物語が動いて、胸が締め付けられるような展開でした。
第2巻では、主人公・綾が営業終了後の深夜のストリップ劇場で「初舞台」を迎えます。彼女がどんな思いでステージに立つのか、そしてその先に何が待っているのか…続きが気になっていた方も多いんじゃないでしょうか。
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綾の初ストリップ――コンプレックスと向き合う勇気
営業終了後の深夜、綾はストリップ劇場でかおりの前でストリップを踊ることになります。
綾は、自身の大きな胸へのコンプレックス、そして女性であることで嫌な思いをした過去と向き合います。彼女の中には「強くなりたい」「変わりたい」という強い思いがあって、その思いをストリップという表現に込めようとするんです。
でも、たとえかおりしか見ていない舞台であっても、綾は胸を見せること、裸になることを躊躇ってしまいます。
これ、すごくリアルだなと思ったんですよね。普通に考えたら、いくら「変わりたい」と思っていても、いきなり人前で裸になるなんて簡単じゃない。彼氏の前では普通に裸になれるのに、ストリップでは躊躇う――これって、見せる相手との関係性によるものなんだろうなと感じました。
綾にとっては苦い初ストリップとなってしまいます。でも、この挫折こそが、彼女の物語の大切な一歩なんですよね。
彼氏・昂太との関係――変われなかった男と、変わろうとする女
一方で、綾が変わっていくことに戸惑いを隠せない彼氏・昂太。
昂太の気持ち、分からなくはないんです。大切な人が変わっていくのを見るのは、不安だし怖い。でも、彼の「女性は弱いから自分が守らないといけない」という考え方は、やっぱり独善的だなと思ってしまいました。
昂太は綾の気持ちを理解したいと思って、ストリップ劇場を訪れます。そこで彼なりに感銘を受けて、「綾が変わるなら自分も変わっていこう」と決意するんです。
しばらくは、2人でストリップ劇場に行くなど、順調そうに見えました。でも、綾がストリッパーになりたいという思いを諦められず、その思いを昂太に伝えたとき、物語は大きく動きます。
昂太は綾の思いを快く後押ししながらも、別れを切り出すんです。「好きな人が知らない人の前で裸になるなんて耐えられない」と。
彼の気持ちも分からなくはないんですが、ちょっとナイーブすぎる気がしました。結局、彼は変われなかったし、変わっていく綾を受け入れられなかった。綾がストリッパーになりたいという気持ちを持った段階で、2人の関係はこうなるだろうなとは思っていたんですが、それでも切ないシーンでした。
ストリップ文化への考察――消えゆく文化への思い
この作品、ストリップあるあるみたいなネタも興味深くて、読んでいて「へぇ!」と思うことがたくさんあります。
特に印象的だったのが、既に建てられたストリップ劇場だけが営業できるという話。新しい劇場は作られることがなく、現ストリップ劇場の増改築も許されていないため、老朽化とともに終わりを迎えるそうなんです。
つまり、ストリップという文化は、劇場が無くなるとともに終わってしまうということなんですよね。
率先して残すべき文化とも言えないかもしれないし、昨今の「エロ」への不寛容さを考えると、やはりいずれは終わりを迎えてしまうのかなと思うと、少し寂しい気持ちになりました。
でも、続く限りは何とか続いてほしい。「推しは推せる時に推せ」じゃないですけど、無くなってから嘆いても仕方ないですよね。この作品を読んで興味を持ったなら、一度ストリップを見に行ってみるのもいいのかもしれません。
綾のストリッパーデビュー――そして物語は続く
そして、巻末では綾のストリッパーデビューが描かれます。
彼女はデビュー舞台を無事に終えられるのか? かおりとの関係はどうなるのか? 続きが本当に楽しみです。
おわりに――変わりたいと願うすべての人へ
『彼女は裸で踊ってる(2)』は、変わりたいと願う女性の覚悟と葛藤を、ストリップという舞台を通して丁寧に描いた作品でした。
百合マンガとしても、綾とかおりの関係性がこれからどう深まっていくのか気になりますし、一人の女性の成長物語としても読み応えがあります。
こんな人におすすめです:
・大人の女性が主人公の百合マンガが好きな方
・自己実現や変わりたいという思いに共感できる方
・ストリップという世界に興味がある方
・切ないけれど温かい物語が読みたい方
第3巻も楽しみにしています。続きが気になる方は、ぜひ手に取ってみてくださいね📚

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