この記事は2026年1月31日に更新しました。
⚠️ この記事はネタバレを含みます。
作品を未読の方はご注意ください。
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はじめに:百合ナビで見つけた異色作
百合ナビの新刊発売リストを眺めていた時、タイトルに惹かれて手に取ったのがこの作品でした。「サキュバス」という単語に、ちょっとお色気要素もあるのかな?なんて期待しながら読み始めたんですけど、予想は良い意味で裏切られました。
『阿佐ヶ谷サキュバス同人物語 1』は、ザコザコ同人作家の莉奈と、エリートサキュバスのリリーが繰り広げるダラダラ同棲日常コメディ。サキュバスというタイトルから想像するエロスとは一味違う、ノリと勢いで突き進むギャグ漫画でした。
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あらすじ:看板直撃から始まる奇妙な同居生活
主人公の佐藤莉奈は、同人活動で糊口をしのぐ日々を送っている女性。ある日コンビニで、エロ本がないことに憤る洋風美女に絡まれてしまいます。なんとかその場を逃れたものの、運悪く頭上から落ちてきた看板で頭が真っ二つに…!
朦朧とする意識の中で現れたのは、先ほどの洋風美女。彼女は「助かりたいなら私と契約しなさい」と告げます。その正体は、エリートサキュバスのリリー。こうして莉奈とリリーの奇妙な同居生活が始まり、二人で同人界隈の天下を目指すことに…?
この作品の魅力:お色気ゼロのギャグ全開
正直に言います。サキュバスが出てくるので、ちょっとセクシーなシーンもあるのかな、と期待していたんです。でも、いい意味で全然違いました。お色気シーンは確かにあるんですけど、全然エロさを感じない。完全にギャグとして機能しているんですよね。
この作品の一番の魅力は、何と言ってもリリーのふてぶてしさです。エリートサキュバスという肩書きに似合わず、やることなすこと雑で適当。莉奈との掛け合いが最高に面白くて、読んでいて何度も笑ってしまいました。
最近の作品だと『ドラゴン養ってください』に通ずる感覚があるかもしれません。異種族との同居生活という設定もそうですし、主人公を振り回す相棒キャラの魅力という点でも共通するものを感じました。
百合としてどうなの?
正直なところ、百合的なロマンス要素はそこまで強くありません。キュンとするような恋愛シーンを期待すると、ちょっと肩透かしを食らうかも。
ただ、莉奈とリリーの関係性はバディものとしてとても良いんですよね。二人で同人活動を頑張る姿や、お互いを気にかける様子は、ある種のロマンスとも言えるかもしれません。恋愛というより、相棒同士の絆を楽しむ作品だと思います。
言語化できない面白さ
実はこの作品、非常に面白いんですけど、「どこが面白いの?」と聞かれると、うまく言語化できないんですよね。「リリーがふてぶてしくて良い」「ノリが最高」以上のことが、なかなか言葉にできない。
たぶん、この作品はバイブス(ノリ?)を楽しむものなんだと思います。理屈じゃなくて、感覚で笑える。そういう作品です。だからこそ、私のレビューよりも、まずは読んでみてほしい。実際に体験してみないと、この独特の空気感は伝わらないと思うんです。
おわりに:ノリで楽しめる人におすすめ
『阿佐ヶ谷サキュバス同人物語 1』は、百合的な甘さやロマンスを求める人には物足りないかもしれません。でも、ギャグ漫画が好きな人、バディものが好きな人、そして何より「ノリと勢いで笑いたい」という人には、間違いなくおすすめできる作品です。
莉奈とリリーのやり取りを楽しみながら、ゆるっと読める一冊。続きも気になるので、私も次巻を追いかけたいと思います。
あなたも、このふてぶてしいサキュバスと一緒に、ダラダラとした日常を覗いてみませんか?

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