はじめに
こんにちは、琳花です🌸
5月もたくさんの百合マンガを読みました。新刊あり積読崩しあり続巻あり……気づいたら6本レビューを書いていて、自分でもびっくりしています。
今月はジャンルの幅がすごく広くて——学校百合、人外ファンタジー、転生百合、青春ラブコメ、社会人バディもの、禁断の浮気百合まで。それでも根底に流れているのは、「この二人、これからどうなるんだろう」という問いで、百合ってやっぱりそこが全部なんだなと改めて感じた一ヶ月でした。
今月読んだ6作品をまとめてご紹介します。
🌸 今月のイチオシ:『妄執女と芥川』1巻
社会人百合×バディもの×文学——この組み合わせ、待ってた。
今月一番読んでよかったと感じた作品です。
兼業作家の不破メイコと、謎めいた新任編集者の薬師丸萌子。ふたりが芥川賞を目指してぶつかり合いながら共闘していく、この”妄執”の絡まり方がとにかく目を離せなくて。
恋愛的な甘さよりも、執着・野望・他者への依存といったどろっとした感情が二人の関係を動かしているのが、読んでいてひりひりする。でもそれが癖になる。綺麗じゃないから目が離せない、そういう百合です。
萌子の正体についての伏線は早い段階で明かされるんですが、そこから「なぜここまで執着するのか」という謎はまだ深まるばかりで。続きが早く読みたい🌸
👉 詳しいレビューはこちら → 『妄執女と芥川』1巻レビュー|執着と文学が交差する、ひりひりするお仕事百合
📚 今月読んだ作品(順不同)
『猫に白鳥、蛍に小判』1巻
「展開が全く読めない」という引っ張り感が最高でした。
社会人百合で知られるヨドカワさんが、今作ではなんと学校もの!美術教師・ホタルと、非常勤講師の白鳥に一目惚れした女子高生・ユナ。そして謎の同居人・モリオ。この4人の関係がどこへ向かうのか、まったく予測がつかない。
「成就するの?」という問いがずっと頭を離れないまま、次巻を待つことになりそうです。定期的に届く小石の謎だけでも続きが読みたくなる一冊。
👉 詳しいレビューはこちら → 『猫に白鳥、蛍に小判』1巻レビュー|ヨドカワさんが描く、予測不能な学校百合の幕開け
『悪役令嬢のお嫁さま』1巻
積読から引っ張り出したら、思いのほかぐっと引き込まれてしまいました。
婚約破棄・追放から始まる悪役令嬢ものに、人外百合×御伽話の謎という仕掛けが組み合わさった作品。主人公・カリナが「利用できる」と打算から関係を結んだ狼族の女性・レシュトカとの距離が、これからじわじわ縮まっていくんだろうなという期待感があります。
利用しようとする側と、真摯に愛を捧げようとする側。この非対称な関係性がいつか破綻するとき、カリナはどんな顔をするんだろう。そこが一番楽しみです🌸
👉 詳しいレビューはこちら → 『悪役令嬢のお嫁さま』1巻レビュー|追放された令嬢と人外少女の、歪で美しい”共犯関係”
『私の推しは悪役令嬢。』12巻
革命編が佳境に入り、クレア様とレイさんがまさかの別離……胸が苦しかったです。
政治劇としての緊張感が最高潮に達した今巻。クレア様の誇り高い選択と、珍しく弱気を見せるレイさんの葛藤。そしてレイさんの周りに集まってくる仲間たちの存在に、読んでいてじんわり目がうるっとしました。
ラストで登場したマナリア=スースの”王子様感”もたまらなかった……!続巻が待ち遠しい。
👉 詳しいレビューはこちら → 『私の推しは悪役令嬢。』12巻レビュー:別離と救出、怒涛の政治劇に胸が苦しくなる一冊
『私だって青春したいですよ、本当は。』1巻
積読を崩したら、思いがけずいい作品に出会えました。
読書好きのモブ陰キャ・ゆかりと、クラスのキラキラ女子・晶子が、園芸委員で出会うところから始まる青春ラブコメ。ゆかりのチョロさと行動力のバランスが絶妙で、気づいたらずっと応援していました。
1巻の終わり方がまた絶妙にもどかしくて。晶子のキャラクターが予想より全然好みだったのも嬉しい誤算。2巻が楽しみです📚
👉 詳しいレビューはこちら → 『私だって青春したいですよ、本当は。』1巻レビュー|モブ陰キャ×キラキラ女子の百合ラブコメが尊い
『人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話』1巻
タイトルのインパクトそのままに、でも想像より全然複雑な作品でした。
既婚教師・樹が、教え子・凛に引き寄せられていく過程を、意識と無意識のズレという軸で丁寧に読ませてくれる一冊。最初は行動原理が掴みにくかった樹が、読み終わる頃には「ああ、そういうことだったんだ」とすとんと腑に落ちる感覚があって。
“ドはまり”感がタイトルに名乗っているだけあって、読んでいるこっちも気づいたらちょっとドはまりしていました。
👉 詳しいレビューはこちら → 『人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話』1巻レビュー|意識と無意識のズレが生む禁断の百合
おわりに
5月は「歪な関係性」をテーマにした作品が多かった気がします。打算から始まる共犯関係、意識と無意識のズレ、妄執同士のぶつかり合い。どれも「二人の関係がいつか本物になる瞬間」を待ちながら読む楽しさがあって、積読を崩すたびに「もっと早く読めばよかった」とつぶやいていました。
6月は気になっている積読もあるし、楽しみな新刊もある。また来月もいっぱい読んで、語れたらと思っています。気になった作品があれば、ぜひコメントで教えてください💕

